▲NAGANO HEATBEAT / File No.10
→→→ [ 木工家具作家 大竹 收 ]
5月は新緑のシーズン!
今月は、あの美しい新緑を生み出す木、樹木について
興味深いお話を伺えたら・・・と、いうことで、
長野の木のプロフェッショナルにスポットラーイツ!
安曇野市穂高有明に『大竹工房』を構える、家具職人大竹收さん。
1953年生まれの現在56歳。
以前は東京でサラリーマンをされていたそうですが、35歳で退社。
それから木工家の世界に入って、住まいも安曇野へ。
ひとり木と向き合い、家具を作る生活は20年を迎えます・・・。
一品もののオーダーメイド家具を製作されていまして、
そのひとつがこちら。
大竹さんのCATという椅子作品。
ダイニングにあって、座って何気なく手すりの木を握ったときの衝撃。
頬ずりしたいほど(笑)、あったかい、木の触感。
これが手作りのあったかさなんだなぁ。
大竹さんの木に対する姿勢を見た気持ちになりました。
そもそも私が大竹さんに興味を持ったのは、一冊の本からでした。
大竹收著『木工ひとつばなし』
ハードカバーで分厚くて、絵がなくて、字ばっかりで・・・汗
はじめはちょっと敬遠ぎみの私でしたが、
読み始めるとあら不思議!どんどん木の世界に引き込まれてしまい、
「木ってこんなオモシロい面があるんだ」とか
「こういう視点もあるんだなぁ」とか、
読み進めるごとに木への様々な想いが次から次へと湧いてきました。
“ひとつばなし”というタイトルのとおり、ひとつひとつの話が短くて、
読みやすいことも助けられました・・・笑
そんな大竹さんに実際に話を聞いたらおもしろいだろうな。
木への目線がちょっと変わるかも。
なんて思って、取材を申し込んだわけです。
長野県ってこんなに木に囲まれているのに、
実際ほとんど木について知らないし、
意識していない自分に気付いたのもありました。
そんな木への興味深いお話を4回に渡ってお届けする予定です。
どうぞゆったり耳を傾けて頂きたいです。
そして、新緑を、樹木を、木工製品を、より愛おしい目で見てもらえたら、
これ、幸い。
大竹 收HP【http://www5f.biglobe.ne.jp/~woodwork/】
< 2009/5/1,8,15,22 On Air!!!! >