今回は、人呼んで・・・「辰野のエジソン」!
自然エネルギーを使ったオリジナルの発電装置を開発、
県内外に設置している、辰野町の倉澤久人さんの取組みをご紹介します。
倉澤さんは、御年70歳。
上伊那郡中川村のご出身で、現在は、辰野町に立ち上げたご自身の会社で、
電機設備関係の製造業を営んでいらっしゃいます。
倉澤さんは、10年ほど前、独自に、超小型の「小水力発電装置」を開発。
これが、農村の用水路ぐらいの水量で発電できるという発電装置なのですが、
この開発で、農業や、農村環境の向上に貢献した個人・団体を表彰する
「第37回 山崎記念農業賞」を受賞。
原発事故以降の自然エネルギーの普及に貢献した、と評価されました。
先日、行われた「小野宿市」では、そんな倉澤さんの様々な発電機の
実演展示が行われており、特にエアロバイク型の発電機を使った
フレッシュジュース作りには、たくさんのお客さんが楽しんでいました。
自分の身体を使って、電気を作って、
その電気でミキサーを動かして、りんごジュースを作る。
そんな工程を、実際、自分の身体で感じることで生まれる
「おいしい」の声。そして、笑顔。
いっぱい、聴いたり、見たり、することができました。
倉澤式発電機の大きな特徴は、
「少ない回転数で、効率的に発電する」というところ。
現在、全国30箇所ほどの用水路や工場内に設置されている
倉澤式の「小水力発電機」は、
自然エネルギーを使ったコンパクトな発電の可能性を、
全国に発信しているように思います。
近々、新たに宇都宮市の工場へ設置の予定とのことで、
これ以外にもたくさんの設置の相談、問い合わせが寄せられているそうです。
原発事故以降、エネルギー問題に関心が集まる今。
倉澤さんに、手作りエネルギーに関わり続けてきた想い、伺っていきます。
問:倉澤久人(オンワード倉澤) 090-8329-2807
(放送:2014/6/6, 13 9:35分頃~)