「すいかずらの会」による協働企画としてスタートしているもので、
「ページをめくれば」という言葉から始まる一節の詩を、
皆さんから募集するというユニークなもの。
現在、「伊那図書館」では、この企画のコーナーを設けて、
募集は、年明け2月1日まで。
この企画のきっかけになったのが、「すいかずらの会」のメンバー
いとう岬さんの作品『詩がのこる』です。
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詩がのこる
いとう岬
ページめくれば
空がある
どんなに言葉連ねても
汚しきれない
空がある
ページめくれば
森がある
どんなに彷徨い歩いても
出口見えない
森がある
ページめくれば
海がある
どんなに深く潜っても
底のみえない
海がある
ページめくれば
謎ばかり
どんなに藻掻き悩んでも
ぼくに解けない
謎ばかり
ページめくれば
なにもなく
どんなに夜空さがしても
小さく星が
光るだけ
ページをめくる
人もなく
どんなに涙溜めようと
誰も読まない
詩がのこる
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今回は、いとう岬さんに、この企画を通して、
詩の楽しさ、魅力について教えて頂きます。
「日本語という言葉の面白さを感じられる」
”詩の力”について、そんな風に話してくれたいとうさん。
言葉にしてみてはどうですか?
(放送:2014/12/19,26 9:35分頃~)