御柱特集!後半は、木遣衆の特集です。
広瀬さんはじめ職人さんが作る“立派なおんべ”を手に、
“御柱”、そして“祭り”を動かす木遣さん。
「木遣さんが、御柱を動かす。」
「木遣さんは、御柱の“指揮者”みたいなもんだなぁ。」
今回の御柱の取材で何度も聞いた言葉です。
しかし、実際、その木遣さんのご活躍する姿、取り組みというのは、
なかなか僕みたいな観光客的な参加で見られる機会は、少ないのが事実。。。
どんな想いでこの御柱祭に「木遣衆」として関わっていらっしゃるのか、
今回、お伝えできればと思います!
今回訪ねたのは、下諏訪町の下社春宮の境内で毎日・練習を行っています、
「下諏訪町木遣保存会」です。~その練習に、先日、お邪魔してきました。
雨の日も、雪の日も、吹雪の日もカンケーなく、
毎日夜7時~9時まで練習している、下諏訪町の木遣保存会のみなさん。
神社に入ると、境内のあちらこちらから、いろんな方の木遣が聞こえてきます。
御柱の年が終わっても練習に励むその熱心な取り組みは、
諏訪の木遣保存会の中でも有名です。
さて、そんな保存会のみなさんに、今回初めて正面で木遣を鳴いてもらいました。
その迫力たるやものすごい。もはや“声”・・・というか“波動”!
着てる服がビリビリ震えるんじゃないかというぐらいです。
あの勢いを以って、みんなの士気を高め、御柱が動くんだなぁ。
小6から80代まで幅広い年齢層がいらっしゃる保存会。
取材したときも、高校生や若い方々が盛んに練習に励んでいました。
彼らはもちろん強制されるわけでもなく、
地元と積極的に関わりたいと、自らの意思で参加しています。すばらしい。
若者達に着実に受け継がれている諏訪の文化、木遣り。
こうして、祭りは後世へと引き継がれていく。
そして、人々を惹きつけて止まない御柱祭の力は、改めて、深く偉大でありました。