B-MAP FILE No.28 【篠ノ井 続・謎すぎる緑オブジェ】

その正体を確かめるべく先週から調査しております・・・

▼ B-MAP NAGANO / FILE NO.28
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篠ノ井駅近くのアップルランドから
瀬原田の信号へ向かう県道沿いに、・・・彼は、いました。

　思ったとおり、変。笑

指圧・はり治療　『さくら治療院』。

あごをあげて見上げるほどの高さ。
そして、抱けないほど胴回り。笑
たたくと、パンパンと軽い音が響く。
素材はおそらくプラスチック？中も空洞になっているようです。

エメラルドグリーン色に勢いよくペンキが塗られたその巨体が、
目に飛び込んだきた瞬間の、衝撃と笑いとハテナマークは忘れない！
いや～、すごかった！


早速、管理人の院長さんにお話を聞きました。
これは一体、なんなのでしょう！

　院長　上本政芳さん

『これは１２年前、息子が美大時代の大型作品第一号で、
　記念にと、東京から運んできたんですよぉ～。』

あ、作品なんですか！こりゃ失礼いたしました！

『カバとか、怪獣とか、ゴミ箱とか、・・・私は親指だと思ってますけどね、
　１０人いたら１０人別のものをイメージするみたいですけどね、
　息子はそれが狙いみたいですよ～。今学校で先生してます。』

わ。そう聞くと、芸術作品って感じッス！
そうとうな巨体ですが、高さはどれぐらいあるんですか？

『高さは４ｍ９９。中途半端かって？
　５ｍ超えると、建築法にひっかかっちゃうから。ややこしいでしょ！？（笑）　
　あと倒れたら危ないから、２ｍぐらい掘って埋めて鉄筋４本入ってます。
　けっこう丈夫なんですよ～。で、下に鉄筋の点検口があるんだけど、
　そこ除くとね、カンカラとかゴミとか入ってますよ。いいコントロールだよね～。
　いれるならちょこっと小銭いれてほしいね。管理費として。笑』

い、院長おもしろいッス！サイコーッス！

『地域の目印になっているよね。もうサクラ治療院という名前より、
　有名になってんじゃないかな？笑
　“オブジェのとこ”ですっていうと、すぐわかってもらえるよ。』

～なんとタクシーの運転手さんまでこれを目印にしている、そう。笑
　　まさに篠ノ井のちょっと奇抜なランドマーク！なのですね。



なんと、今日は製作者の息子さんからもメッセージを頂きました！！！

『当時、世の中の景気が落ち込み始め、見る人が元気になれるものを作りたい
　と思って制作しました。見る人の年齢や心身の状態によって見え方が
　様々に変わる、想像力を刺激するものを作りたかった。

　父親も自営業をはじめたばかりで、
　両親への応援も込めて作った。設置の際、堅い地面を２ｍも一生懸命手彫りで
　掘ったのは父であり、大学進学を認め学品を払ってくれたのも父である。
　あの作品は自分のやりたいことを応援してくれた両親へのお礼のようなもの。』

～んー。えぇ話やぁ・・・。（涙）
上本家の家族愛が詰まったオブジェなのですね～。
グーーーット　どすぇ！

　親指ロゴマークも息子さんデザイン。

ちなみに、２～３年ごとにペンキを塗りなおしているため、
これまでに色が変わっているそう！笑

近々、制作当初の山吹色（黄金色）に塗りなおしたいと考えている上本さん親子。
で、ボランティアで塗装を手伝ってくれる方を大募集するそうです。笑
お昼ごはん、飲み物、水　は出します。とのこと。

問い合わせは、サクラ治療院　０２６－２９３－８９８９
（けっこうガチで募集、てな様子でした。笑）


これからも、篠ノ井のアヴァンギャルドなランドマークタワーとして、
愛してあげてください！
犬の散歩に、フリースローの練習に、カップルの待ち合わせ場所に、是非！

　たまには一緒に記念撮影♪　



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< 2009/5/15　On Air!!!! >