今回は長野市のブックカフェから一軒、ご紹介。
長野市上千歳町の「まいまい堂」さん。
店主の村石 保さんへのインタビューと共に、ご紹介していきます。
「まいまい堂」は、長野市にある出版社「オフィスエム」が運営するブックカフェ。
元々、現在「まいまい堂」が入っているビルに、
出版社の社屋を移したことをきっかけに開店したということで、
ビルの一階にお店が、二階以上がオフィスとなっています。
店内には、本の出版に関わってかれこれ30年以上という、
オフィスエム編集長、村石さん厳選の本がズラリ!
天井近くまで達する本棚に、並んでいます。
セレクトのコンセプトは、ズバリ。
「嫌いな本は置かない。僕の好きな本だけ!」と語る村石さん。
きっとお店の本について質問したら、
全ての本について、愛情をもって、いろんなお話をしてくれるんだろうなぁ。
中でも充実していたのが、「小説」。
昔に比べて、小説が読まれないというこの時代に、あえて、
時代に名を残す名小説家の作品を中心に、多く揃えられていました。
これまで刺激をもらってきた小説家へのオマージュでもあるという村石さんのセレクト、
楽しんでみて下さい。
また、村石さんと「オフィスエム」では、「紙の礫(つぶて)」という、
震災後の被災地の現状を、紙の本によって積極的に伝えていこうという
出版プロジェクトを立ち上げられまして、
これまで出版された「紙の礫シリーズ」もお店に並んでいます。
そして、本への愛情と共に、村石さんのお話からひしひしと伝わってきたのが、
「人」に対しての愛情。店内には、アンティークのテーブルがひとつだけ。
お客さんは、このテーブルをシェアして使います。
自然に生まれるあかの他人同士の会話。。。
その様子を、村石さんはとても嬉しく見ているんだそうです。
“人と人が集う場作り”ということに対しても、
大きなやりがいを感じていらっしゃるのかなぁと感じました。
ステキな町の本屋さんの、ステキなおじさま♪村石さんのお話、
二週に渡ってお届けしていきます。お楽しみに。
(放送:2013/11/8,15 9:35分頃~)