今回は、上田市の長野大学と、
宮城県のまちを結んで行われている被災地復興支援の取り組み
『たねぷろじぇくと』 について、ご紹介しています。
「たねぷろじぇくと」とは、東日本大震災で津波被害があった宮城県山元町、
また、白石市といったまちの里山の再生を目的に、
現地で拾った種から苗木を育てて、被災地に植栽。
津波で失われてしまった豊かな里山の風景を復活させよう、という取り組みです。
プロジェクトを立ち上げたのは、
長野大学・環境ツーリズム学部の准教授で、
「森林生態学」を専門とする、高橋一秋さん。
高橋さんは、中学・高校時代に、白石市で過されたそうで、
震災のあと、自らの専門を活かして震災復興に貢献できることは何かと考え、
このプロジェクトを立ち上げました。
活動は、山元町や、「白石第二小学校」、
そして、長野大学の拠点~上田市の「塩田西小学校」の子どもたち、
さらに、長野大学の学生さんによって、展開されています。
また先月には、これらの小学校で、
被災地で拾ったどんぐりの「種まき」も行われたそうで、
近々、発芽観察会も開かれます。
プロジェクト立ち上げに至った想いや、活動の状況について
高橋先生に伺ったインタビューとともにご紹介していきます。
「里山の再生」とともに、
被災地に思いをめぐらす“場”としても動き出した「たねぷろじぇくと」。
子どもたちや長野大学の学生さんなど、たくさんの若い世代が関わっていますが、
「こんな思いで参加してね」っていう風に呼びかけるのではなく、
プロジェクトに参加することで生まれるであろう、ひとりひとりの想いを尊重する、、、
そんなプロジェクトの姿勢が、とても印象的、でした・・・。
(放送:6/21,28 9:35分頃~)