「NAGANO HEATBEAT」
今回は、松本の伝統工芸「みすず細工」の復活・再生を目指す市民団体
「松本みすず細工復活プロジェクト」にスポットライト!
松本市を代表する伝統産業のひとつである「松本みすず細工」。
かつては、松本平周辺の農家の冬の副業として、
明治・大正をピークに盛んに作られ、海外にも輸出されたそうですが、
2009年に、最後の職人さんが亡くなられたことで、
その技術は、途絶えてしまっていました。
それを復活させようと、松本市が2011年に立ち上げたのが、
『松本みすず細工復活プロジェクト』。
職人を育成して、伝統工芸の復活、再生を目指したプロジェクトです。
現在、地元をはじめ全国各地のさまざまな竹細工の産地を訪ね、
技術や文化を、改めて学ばれています。
また、先月下旬、このプロジェクトの拠点となる作業所が、
松本市城西にオープンしました。
木造二階建ての古民家を改修したこちらの拠点では、毎週水曜日、
プロジェクトのメンバーの皆さんが作業をされていまして、
その様子、見学することができます。
(見学ご希望の際は、お問い合わせを。電話:0263-34-1286)
私も早速、見学させて頂きました!
材料となるスズタケの皮をむき、竹を割り、
長さや厚さを整えて“ひご”を作り、ようやく編みに入れる地道な作業。
編むのはもちろんですが、下ごしらえも大変なんだなぁ。
プロジェクト代表、三沢枝美子さん(右)とメンバーの皆さん。
見学の際、収録させて頂いた作業の様子や、
代表の三沢さん、メンバーのみなさんへのインタビューを通して、
みすず細工のこと、また、プロジェクトにかける想いをお伝えします。
お楽しみに!
(放送:6/7,14 9:35分頃~)