(↑さくらび準備真っ最中の、さくらびメンバーと、中平先生)
さて今月は、長野の中学2校で行われています、
『ながのアートプロジェクト』を特集していきます。
先月ご紹介した“ソウグウ”にも大きな影響を与えた『ながのアートプロジェクト』は、
長野市の櫻ヶ岡中学校の美術教諭、中平千尋先生と、
千曲市の戸倉上山田中学校の美術教諭、中平紀子先生が
中心となって行っている活動です。
中平先生によりますと・・・、
今、中学校では5教科優先になり、美術の授業時間が減ってしまっています。
その結果、現在、美術の授業時間は、3年間で115時間。4日ほどしかありません。
美術の時間は、“おもしろい”、“ヘン”~色んな表現や感性を養う時間。
それが減ってしまうことで、“正しいもの、きちんとしたものだけを良いもの”とする、
偏った価値観を持った子供が増えてしまうのではないだろうか。
そんな懸念から先生が始めた教育活動が、「ながのアートプロジェクト」です。
「中学校まるごと“美術館”にしよう」を合言葉に
戸倉上山田中学校と、櫻ヶ岡中学校の2校を中心に、活動が続いています。
そして。この10月は、まさにその『ながのアートプロジェクト月間』!!
今週末10日(日)には「戸倉上山田中学校」で「とかびアートプロジェクト」が。
今月24日(日)には「櫻ヶ岡中学校」で「さくらびアートプロジェクト」が、
それぞれ、開催される予定です。
(「さくらび」では、ファッションショーにBTも登場しますね!)
サポーターとして参加する現役の美大生やアーティスト、
仲間と力を合わせ作品を完成させることは、人と関わる機会を増やします。
また、地域に中学生の元気を発信する貴重な機会でもあります。
「美術の時間は、豊かな人間性を育み、将来のアーティストを育てる!」
そう信じて、番組でも1ヶ月応援していきます!お楽しみに。
ながのアートプロジェクト:http://www.gakko-bijutsukan.com/